20.まさかの

妊活
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※流産宣告のお話になります。苦手な方はご注意ください。

 

この日は3回目の受診日でした。7w3dのことになります。
前回、次の受診には旦那さんも連れてきていいですよと言われていたので、夫に休みを取ってもらって病院についてきてもらいました。
もう心臓はバクバクです。
今日こそはなんて言われるか…。
最初に流産宣告されてから1週間ほど経っており、気持ちはずーっと沈んだままでした。
この1週間がどれほど長かったか…。

いよいよ内診することになり、「嫌じゃなければ旦那さんも内診室に入って一緒にエコー見てもらってもいいですよ」と言われたので、一緒に入ってもらうことにしました。
いざ、内診へ…。
すると先生が「ん?心拍見えるな~。」と言って、実際に音も聞かせてくれました。
まさか心拍が聞こえるなんて思っていなかったので、びっくりでした。
7w3dで胎芽は2.6㎜。
診察室での説明は、夫もたくさん質問したのでいろいろあったんですが…。
まとめると、
・今日心拍が聞こえたが、次に心拍が聞こえたからと言って順調とは言えない
・前回も流産するかもと言ったが、おそらくそうなる。妊娠継続は難しいと思う
・この週数では胎芽は10㎜ほどあるので、やはり小さい
・心拍の速さはこの胎芽の大きさから言うと標準くらい
こんな感じでした。

心拍はとても力強かったです…。私もこの音を聞けるんだ、と思いました。
でもやっぱり妊娠継続が難しいと言われてショックでした。
心拍が聞こえたから奇跡があってもいいんじゃないの…。と思いましたが、症例を見ている先生からすると、心拍が聞こえたからと言って順調ですね、とは言えないみたいです。
私は説明を聞いてまた泣いてしまい…。
先生は「もし流産ってなったとしても、妊娠できたっていうのは事実だからね。また次に繋げていきましょう」とフォローしてくれました。

これまでずっと仕事を休ませてもらっていたのですが、このまま休んでても気持ちが落ちるだけだし…と思い、この数日後から復帰することになります。
私は看護師になってからずっと小児科で働いてきました。
この時働いていたクリニックも、もちろん小児科でした。
不妊治療でなかなかうまくいかなかったときも、乳児さんや、妊婦のお母さんが来ることがあり、精神的に辛いときがありました。
それなのに、流産するかもしれないってときまで小児科で働くのが、すごく辛くなり、今後働いていく自信がなくなりました。

復帰してからは、なるべく年齢の低い子と接しないように周りのスタッフが配慮してくれていたので、すごくありがたかったです。
どうしても接しなければならないことはもちろんあるので、その時は対応していましたが…。
その時ちょうど、妊娠2か月なんですっていうお母さんが来ていて、私もそうなのにな…。と思っていました。

でも、流産するかもしれないと言われて、この日夫と2人で心拍が聞けたことは本当に奇跡だと思います。
きっとママとパパに頑張ってるよって伝えたかったんだろうな~、親孝行な子だな~と心から思いました。

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