治療計画書
この間、夫と2人で体外受精の説明会に参加してきました。
その時のお話はこちら。
そして、その後同意書にサインするためまたしても2人で来院し、軽く説明を受け体外受精の治療計画書にサインしてきました。
治療計画書には、
・現在の不妊原因
・採卵プラン(卵巣刺激法)
・受精方法
・生殖補助医療問題点
などが書かれていました。
正直、自分が思ってなかった不妊原因にチェックが付いていたりして、
あ、そうだったの?
と思いました😂
私の治療計画書の一部を書いていきます。
☑原因不明
《採卵プラン(卵巣刺激法)》
☑ロング法
《受精方法》
☑スプリット(体外受精と顕微授精を半々にする)
《生殖補助医療問題点》
☑卵巣刺激低反応
☑受精障害
現在の不妊原因
これにはいくつか選択欄があります。
卵管因子、子宮内膜症、男性因子、排卵障害・PCOS、卵巣予備機能低下などなど…。
私はPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と診断されているので、てっきりそれにチェックが付くんだと思っていましたが、実際には原因不明…。
排卵誘発剤を飲んで、多嚢胞が見られず、ちゃんと排卵していたらPCOSが直接の原因とはならないのかな…?🧐
薬を使っても多嚢胞のままだったり、排卵ができないとかだとこの欄にチェックが付くのかな?と思いました。
生殖補助医療問題点
体外受精をするにあたっての私の問題点は、
・卵巣刺激低反応
・受精障害
にチェックが付いてました。
でもちょっと待って!
先生!私、卵巣刺激低反応の覚えはありません!!😭
そもそも卵巣刺激低反応とは…
「卵胞刺激を行っても卵胞がなかなか育たないこと」
を言います。
私、薬飲むと毎回卵胞育ってますが…。
むしろ2個とか育つ時ありますが…。
間違ったのかな?😭
そしてもう1つは受精障害。
これはまぁそうだろうなーと思ってました😖
だって毎回卵胞が育っておそらく排卵もして、タイミングをうまく合わせても全然妊娠しないからです。
きっと受精自体が難しいんじゃないかなと思っていました。
なので多嚢胞で採卵がたくさんできたとしても、受精率は低いのかなー?と考えてました😖
この欄には着床障害もあるのですが、そこにはチェックはついていませんでした。
着床障害の定義って、
「40歳未満の女性において、最低3回のサイクルで良好な胚を4個以上移植しても妊娠しない」
とされていますよね。
だからまだチェックが入ってないだけなのか…。
こればかりは移植してみないとわからないですよねー…。
たくさん採卵できてもそこから受精するのには数が減ります。
そしてそこから胚盤胞になるのにもさらに数が減ると思います。
一体何個が胚盤胞になれるのか🥺
体外受精にかかる金額は?
体外受精には1つ1つお金がかかります…。
採卵、受精法、培養、胚盤胞、胚凍結保存、胚移植にそれぞれ料金がかかります。
そしてその個数が多ければ多いほど金額も高くなります。
私の病院の例を出しますね。
【例①採卵】
採卵10個、顕微授精5個、体外受精5個、受精卵5個、胚盤胞3個、胚凍結3個の場合…
薬剤、ホルモン検査、超音波検査、麻酔料などを含め、
合計で15万2100円です。
【例②凍結胚移植】
薬剤、ホルモン検査、超音波検査、融解胚移植(アシステッドハッチング・ヒアルロン酸培養液添加含む)などを含め、
合計で8万2000円です。
なかなかな金額ですよね…。
今までと違い、ぐっと金額が上がります。
でもその分妊娠率は高いです。
アシステッドハッチングとは?
AHAと呼ばれているものです。
ハッチング(孵化)をアシスト(助ける)という意味があるそうです。
受精卵が細胞分裂を繰り返している過程の中で、内細胞塊(胎児になる部分)と栄養外胚葉(胎盤になる部分)と呼ばれる細胞が透明帯という殻を突き破ることがあります。
これが受精胚におけるハッチング(孵化)らしいです。
ただ、この透明帯が硬い・厚いなど異常があると、内細胞塊と栄養外胚葉が透明帯を突き破れないため受精卵の発育を妨げるんです。
AHAをすることによって透明帯を突き破りやすくなり、受精卵の発達の補助、着床率の改善を図ることができるんだとか🙌
すごい技術です…。
ヒアルロン酸培養液添加とは?
私の病院ではGLUE(グルー)と呼ばれています。
グルーとは糊や接着剤の意味があります。
ヒアルロン酸は卵胞液、子宮内腔にも自然に存在し、胚の着床を助けると言われています。
組織の結合剤や保護剤として機能するらしいです。
体外受精の保険診療の回数制限は?
ありがたいことに2022年の4月から人工授精や体外受精は保険適応になりましたよね。
人工授精には保険の回数制限はありませんが、体外受精は回数制限があります。
初回開始が、
・40歳未満 → 6回まで
・40歳以上43歳未満 → 3回まで
となっています。
この3~6回の回数は、『移植』の回数です。
例えば採卵できたけど、移植はできなかった…という場合は保険診療の回数制限には入らないんです。
第2子を希望の方は、回数がリセットされるので40歳未満は6回まで、40~43歳未満は3回までという括りになります。
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